さくら

空の青も、つぼみのピンクも、鳥たちの色も、そっと透かしてみてごらん。たくさんの色のつまった、静かなさくらいろ。

さくらには、待ちわびた春をよろこぶ特別な思いがあります。空の青も輝きをまし、鳥のさえずりもにぎやかになる。そんな春を表現した特別なおひなさまです。
このおひなさまは、西陣でも最高峰と言われる誉田屋勘兵衛が、宮家の産着に使用される最高級の絹を研究し、
その輝きや肌触り、きめのこまかさを吟味して厳選した絹を使っています。
うすいピンクには、数種の色糸を混ぜて微妙な色の奥行きを表現し、柔らかな金糸の重なりで、満開の山桜の咲く枝ぶりも
表現しています。またかさねの色目にも、このおひなさまのために極上のシルクを染め、絹の色目の中に、色がふんわりと
うかんでくるような、夢のような色彩を表現しています。